■ 『の』の連続をさける                       
●例
 私の姉の好きな本のタイトルは『罪と罰』だ。
 
 上の文章では『の』が3連続で続いてしまっています。
 こういった文章は、稚拙でわかりづらい印象を読む人に与えます。

 『の』は2つまでならたいした力を発揮しませんが、
 これが3体そろって合体したとき、悪文という恐るべき魔物へと変貌します。

 見直してこういった表現を見つけたら、かならず息の根を止めてください。
 では、この例文を直してみるとしましょう。

●改善例1
 姉の好きな本のタイトルは『罪と罰』だ。

●改善例2
 姉の好きな本は『罪と罰』だ。

 はい、これだけでOKです。
 書かなくても自明の理である表現は削ってしまって問題ありません。
 いらない修飾語は消して、なるべく『の』連続をひかえるようにしましょう。